「寝る子は育つ」という言葉があるように、子どもの睡眠は成長に大きく関係します。
ぐっすり眠ることが、子供の成長には大切です。
日中いっぱい遊び、いろんなものを吸収した子供は寝ることでどんどん育ちます。
子どもが快適に眠れるように成長期の子供に合ったマットレス選びが大切です。
子どもに合っていないマットレスが及ぼす影響
基本的に子どもはどこでも寝るものですが、体に合っていないマットレスで寝ていると骨のゆがみや成長ホルモンの分泌が悪くなるなど、悪影響をもたらします。
骨がゆがみやすくなる
成長期の子供は、骨が柔らかいので、寝具選びは慎重に行う必要があります。
硬すぎたり柔らかすぎたりするマットレスは、骨の変形を招く可能性があります。
硬すぎるマットレスで寝ていると、体の一部に体重が集中してしまい、圧迫されてしまいます。
いっぽうで、柔らかすぎるマットレスだと体が沈み込みすぎるので寝返りがしにくいです。
子どもは寝返りの回数が多いので寝返りがしにくいマットレスだと骨のゆがみにつながってしまいます。
硬すぎず柔らかすぎない、適度な硬さのマットレスを選ぶことが大切です。
成長ホルモンの分泌が悪くなる
日々成長している子どもにとって睡眠は成長ホルモンを分泌させる大切な時間です。
マットレスが硬すぎたり柔らかすぎたりすると、眠りが浅く、頻繁に目覚めてしまいます。
成長ホルモンは深い睡眠中に多く分泌されるので、睡眠の質が低下してしまうと、成長ホルモンの分泌も減少してしまう可能性があるのです。
子どもにおすすめのマットレスの条件
お子様がぐっすり眠って、健やかに成長するためには、質の良い睡眠環境が大切です。
ただ、マットレスの種類は様々で、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで、お子様におすすめのマットレスを選ぶ上でのポイントを紹介します。
マットレスを選ぶポイント
- 硬めを選ぶ
- 通気性がいいものを選ぶ
- 汚れが取りやすいモノを選ぶ
- 体重に応じた厚さを選ぶ
硬めを選ぶ
柔らかすぎるマットレスは、体が沈み込みすぎてしまうため、姿勢が悪くなったり、寝返りがしにくくなったりします。
成長期の子供には、やや硬めのマットレスがおすすめです。
やや硬めのマットレスなら、体がしっかりと支えられるので、正しい姿勢で眠ることができます。
高反発ウレタンマットレスは圧力を分散してくれるので正しい姿勢で眠れる
ウレタンマットレスは、体圧分散性に優れており、身体全体をバランスよく支えてくれます。
体の形に合わせて変形し体へかかる圧力を均等に分散してくれるので、体の自然なS字カーブを維持した正しい姿勢で眠ることができます。
寝ている間も体は成長しています。
正しい姿勢を保つことは、骨の歪みを防ぎ、健康で活発に動ける体のために大切です。
通気性がいい
子どもは大人よりも代謝がいいので寝ている時によく汗をかきます。
マットレスは重くて頻繁に天日干しするのがむずかしいです。
通気性に優れているマットレスは、空気が通りやすく湿気がこもりにくいので、寝汗をかいてもすぐに乾いてサラサラで快適睡眠環境を維持できます。
高反発ウレタンマットレスは通気性も優れている
高反発ウレタンマットレスは通気性も高いので空気が通りやすく湿気がこもりにくくします。
寝汗をかいても、すぐに乾いてサラサラなので、朝までぐっすり眠れます。
天然素材マットレスは吸湿性が高い
吸湿性が高いマットレスは、寝ている間の汗を素早く吸収してくれるので、快適な睡眠環境を保てます。
吸湿性が高いマットレスなら、天然素材で作られたマットレスがおすすめです。
天然素材のマットレスは、コットンや麻などの繊維で作られています。
これらの素材は、寝ている間の汗をきちんと吸収してくれるので快適な睡眠環境を保てます。
汚れが取りやすい
小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、おねしょが毎日の悩みの一つではないでしょうか?
寝具が濡れてしまい、毎晩のようにシーツを洗うのは大変ですよね。
実は丸ごと洗えるマットレスがあるのです。
おねしょでマットレスが汚れても、洗濯機で丸ごと洗えるので、手間なく清潔を保てます。
ファイバーマットレスは水洗いができる
ファイバーマットレスは、丸ごと水洗いができるので、いつでも清潔に保てます。
汚れを気にする方は、ファイバーマットレスの上に吸収性の高い敷きパッドを引くのをおすすめします。
汚れの取りやすさを重視するなら、ファイバー素材のマットレスがおすすめです。
ラテックスマットレスは抗菌作用が高い
ラテックスマットレスは、天然のゴムの樹液から作られており、抗菌性が高い特徴がありま
す。
細菌やカビの繁殖を抑える効果があるため、常に清潔な状態を保てます。
また、耐久性も高いので、長期間使用しても形が崩れにくいです。
「子どもと一緒に寝ている」という人は常に清潔なマットレスだと安心して寝られるのではないでしょうか。
子どもの体重に応じた厚み
成長期の子どもは、大人と比べて体重が軽いので、厚すぎるマットレスは必要ありません。
むしろ、厚すぎるマットレスは寝返りがしにくくなったり、姿勢が悪くなったりするなど、デメリットの方が大きいのです。
子どもの体重別に適したマットレスの厚さは以下の通りです。
子どもの体重とマットレスの厚さ
- 10㎏前後:3センチ
- 30㎏前後:5センチ
- 40㎏前後:6~7センチ
- 60㎏前後:大人と同じ厚さ9~11センチ
ただ、子どもは成長が早く、すぐに体格が変わりますね。
そのため、頻繁にマットレスを買い替えるのは、経済的な負担にもなります。
子どもの成長を見据えて少し厚めのマットレスを選んでおけば、買い替えの回数を減らし、経済的な負担も軽減できますよ。
まとめ
成長期の子どもにとって、睡眠は日中の疲れを取るだけではなく、成長を促す大切な時間です。
そのため、マットレス選びは慎重に行う必要があります。
子どもの年齢や体重に合わせた最適なマットレスを選ぶことで、快適な睡眠環境を整えることができます。
子どもに合うマットレスを選んで、健やかな成長をサポートしましょう。